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海外港湾事情調査報告書 |
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四日市港管理組合議会議長(団長)稲垣昭義 |
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平成21年11月17日(火)〜20日(金)の4日間、中国の上海港、青島港を公式訪問し、港湾事情調査を行いました。経済発展著しい中国を支えるコンテナ港から得た所感を報告致します。 |
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| 1、 上海港 | |||
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中国最大のコンテナ港である上海港では、港湾管理者のSIPG社副社長の黄新氏との意見交換を行い、また、洋山コンテナターミナルを現地調査し、党副総裁の范浩人氏との意見交換を行った。 上海港のコンテナ取扱量は毎年2ケタの伸びを続け、1994年に120万TEUと100万TEUを突破した後、2002年には861万TEUと世界第四位となり、2007年には2550万TEUに達し、現在世界第二位である。 北東アジアのハブ港と位置づけられ、月に2200便の船が出入りをし、世界150の港湾と交易を行っているとのことであった。中でも、四日市港とは、便数は少ないものの、かなり古い歴史があるとの認識をお示しいただき、私からの今後の交易の拡大提案に対して、賛同をいただき、ユーザーへ更にいいサービス提供を心がけたいとのことであった。 上海港発展の要素として、中国経済の成長、対外貿易の成長、国策の3点をあげられ、中でも、国策については、1990年代から、コンテナ取扱量を毎年300万TEUずつ増やすため、コンテナターミナルを整備してきている。特に訪問した洋山コンテナターミナルは、上海港の容量が限界に近づく中で、新たなコンテナターミナルとして適した大小洋山群島を開発したものである。年々大型化するコンテナ船に対応するため、水深15メートル以上の岸壁を整備するため計画された。2002年から第一期工事が着工され、2005年に5バースが供用開始され、第二期分も2006年に完成し、水深16メートルの9バース(計3000メートル)となった。第三期分は、2010年供用予定で、2012年に第四期完成時点で、総岸壁30バースとなり、年間1500万TEU以上のコンテナを取り扱うことが可能となる。 上記のような洋山コンテナターミナルのスケールの大きさに、訪問して圧倒されたが、大陸と洋山コンテナターミナルをつなぐため、海上に約32キロの東海大橋が架けられており、この橋も、2002年に着工され2005年に完成したとのことであった。また、これらの開発に際し、大小洋山群島に住んでいた約3000人の住民は転居いただいたとのことで、その転居にあたり、何か問題はなかったかとの問いに対して、働く場が補償されるため皆喜んでいたとの答えにも国策としての取組みのすごさを感じさせられた。 最終的に洋山コンテナターミナルは、50バース、年間2500万TEU以上のコンテナを取り扱うまで増設する構想があるとのことで、おびただしい数のガントリークレーンや無数のコンテナを見ながら中国の勢いを強く感じさせられた。 このような急成長の中で、大きな課題は人材育成とのことであった。港湾の管理運営形態として、SIPG社の下に、各バースごとに、コンテナターミナル運営会社があり、新しいバースが増えるごとに、新しい運営会社を設立しなければならず、人材が不足するとのことであった。SIPG社では技術者育成のための学校を経営し、3年計画、5年計画で人材育成を行っているが成長に追いついていない状況となっている。 終わりに、私達が意見交換をしたSIPG社の会議室の机は、130年前の上海港で使っていた杭を抜いてそれで作ったとのことで、歴史の深さとその歴史を大切にする姿勢が伝わってきた。今後、更に量的一位、質の向上を目指して力強い会社を目指すと語られる姿に、感銘を受けたが、四日市港のみならず、我が国の港湾政策の今後を考えさせられた。 |
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2、 青島港 |
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世界第10位のコンテナ取扱量となり急伸する青島港を訪問し、青島港有限公司副社長の任民強氏との意見交換と現地調査を行った。 |
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3、総括 |
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今回の、上海港と青島港の公式訪問の合間に、来年5月1日開幕予定の上海万博予定地を訪れた。中国館の外観やいくつかのパビリオンは完成しているのもの、建設の進捗状況は50%もいっていないように見受けられた。担当者に開幕までに間に合うのかと少し心配して尋ねた所、中国人は必ず間に合わすから心配いらないとのことであった。 |
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